野焼きの禁止


子どもの頃、空き地や農地を通りがかると、野焼きのにおいがしてきたものである。
私個人としては、これぞ田舎だなぁと親しみを持っていた。

ところがもうずいぶん前からこうした風景が見られなくなった。
というのも野焼きは今では、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(通称、廃掃法)他、自治体の定める条例(例、埼玉県生活環境保全条例)でも禁止されている。

そもそも野焼きをすることで、
1.ダイオキシンなどの有害物質が発生し、大気汚染に繋がる
2.野焼きから発生する煙や臭いが地域の住環境を阻害し苦情の元になる
3.風の強い日や乾燥した環境で火災発生のリスクとなる
4.土壌や水質といった生態系に悪影響を及ぼす
5.不法投棄や不適切処理を助長する

こうしたことで、例外的な場合(農業を営む上でやむをえないもの、政令で定めた、公益や慣習上やむを得ない焼却や周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である焼却、など)を除き、原則禁止となっている。

枯れ葉や落ち葉を使って焼きイモを作ろうなんて思わない方が無難です。


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